2012年4月11日水曜日

カテゴリー[結婚恐怖症男について] - NewYork 恋物語


     そうそう、またコミット恐怖症男について書こうと
    思っていたのに書き忘れたことがありました
    

    一度コミットを恐れるようになってしまった男性たちを
    余計に女性不信にさせてしまう、女性の根本的なサガ。
    これはもう、悪循環、みたいなものです。

    それは・・・

    多くの男性は終わった恋に未練を残し、
    多くの女性は華麗なまでに、
    「別れたら、次の人」
    へ進める切り替えしの速さ。

    もちろん、女性にだって終わった恋をいつまでも
    ひきずる人はいるし、男性だってゲームの
    ように次々とオンナをかえる輩もいる。

    でも、世に言う男と女の本能的な性の差は、
    こんなところにあるんじゃないかな、と思います。

    別れたら次の人、の女性だって、恋してる最中は
    相手の男性が全てなんですよ。けして
    「あなたに夢中!」とか「あなただけが好き」と
    言ってる女性の気持にウソはない。その恋、その恋に
    全力投球してると思います。(冷めた恋は別として・・)

    ところが、一旦別れると女性はいつまでもメソメソ
    するより、早く次の恋を探してまた幸せを味わいたい
    と思うものじゃないかな?
    これは私は、女性に子宮が与えられた性の本能だと
    思うんです。一つの恋が終わったその瞬間も時計の針は
    止まらない。チクタク、チクタクと進み、女性の
    体も子宮も確実に年老いて行くんですね。

    男性が本能的に「種をばらまきたい」(苦笑)と
    思うなら、女性は「早く種を仕入れなきゃ。
    その為には早く巣作りを始めなきゃ」と本能的に次の
    行動に移るのでしょう。

    これは女性にとってはごくごく普通のことで、
    けして別れた彼を本気で愛してなかったわけではない。
    ところが、以前も「結婚恐怖症男」のカテゴリーで
    書いたけど、なぜか恐怖症の男性とつきあって別れた
    女性がその後すぐに違う男性と出会って結婚するパタン
    がすごく多い。不思議ですね、なぜでしょう。

    そしてその別れた彼女にすぐに結婚されてしまった
    恐怖症男は、「俺は彼女にとって一体何だったんだ。
    あれほど愛してると言ったのはウソだったのか。」と
    またまた女性不信に陥ってしまう。

    やっぱりオンナって奴は。結婚しさえすればいいのか。
    オンナに愛はあるのか、この野郎・・・
    だから俺は深入りして傷つくのが怖いんだ

    ・・・なんて、思ってるかもしれませんね。

    かくいう私も・・・ははっ。
    ごめんね、ジェイ。別れた後、すぐにクリ坊に出会って
    1年ちょっとで結婚を決意してしまいました。

    だって、結婚したいんだも~ん(苦笑)。

    冗談はさておき、これでジェイにとって、付き合って別れ、
    その後すぐ別の男に「鞍替え」した女性は私で二人目。
    ひょっとしたら、3人目かも~(汗)
    彼はそのことをどう思ったかな。。。
    でも男性だって、もっと女性の本質を知るべきよね。
    悪いのは女性じゃなくて、女性に与えられた「性質」
    なんだから。

    ?

    これって浮気する男の言い訳に聞こえちゃう?(笑)

    ただし、一旦巣作りをした女性はそこに落ち着いて
    しまう傾向があるのも事実。男性のようにチョロチョロ
    よそ見をしたりはしません。それが母性本能、って
    やつですよね。

    男と女。どっちか一方だけがお勉強しても上手く行かない。
    男性はもっとオンナを知るべし。その逆もしかり。
    そうやって性差を乗越えていけば、男性不信とか、
    女性不信も減っていくのにな?・・なんて思います。
    



     昨日は結婚恐怖症男について書こうと思っていましたが、
    つい感傷にふけって自分の思い出話で終わってしまいました
    なので今回が本題です。

    実は前出の元彼ジェイが「女性不信」以前に、「人間不信」に
    なったのには、幼少の頃の苦い経験があったからなのです。

    彼がまだ10代の頃、ジェイは欲しいものを買う為に新聞配達のバイト
    をしてコツコツお金を貯めていました。
    ところが、ある日家に遊びに来た彼の友達が、なんとそのお金を
    盗んでしまったというのです。私が、
    「なぜその友達が盗んだとわかったの?」と聞くと、
    「ヤツが帰った後にお金が無くなっていたんだ。」とのこと。
    それ以来人を信用できなくなった、というジェイ。

    なんか、分らないでもないです。無心で貯めたお金を、信じていた
    学友に盗られてしまった純な少年の心は、きっとひどく傷ついた
    に違いありません。そして・・・彼の「女性不信」の始まりは、
    どうやら初めての真剣なガールフレンドのせい、のようです。

    私に出会う前にジェイには過去に二人つきあった女性がいました。
    私の前の女性の話はしてくれたけど、最初の恋人の話になると
    固く口を閉ざしてしまうのです。

    「どうして別れたの?」
    「言いたくない。」
    「・・・・。
     彼女が浮気したの?」
    「いいや。」
    「じゃ・・親に反対されたの?」
    「いいや。」
    「・・・亡くなったの?」
    「いいや。」

    私は、どうして彼が女性と精神的な深入りが出来ないのか、
    彼がコミット恐怖症になるきっかけとなった女性とのいきさつを
    知れば理解できるのではないかと思ったのです。
    ところがどうしても教えてくれないジェイ。私には、ある一つの
    ことが想像できました。

    きっとジェイは・・・「見ちゃった」んだろうな。

    欧米の恋愛に詳しい人は、想像がつくでしょう?
    そう、これは私の憶測だけど、ジェイはきっと初めてつきあって
    大好きになった彼女の「浮気現場=見知らぬ男を連れ込んでセックス
    している最中」を、見てしまったのではないだろうか、と。
    男性が何年も忘れないほどショックを受けるようなことって、
    そんな感じのことではないですか?

    実はね、これは実際に私の元イギリス人のフィアンセに起こった
    ことなんです。余談ですが、彼がフランスに出稼ぎ中、彼は彼女を
    驚かせようと、だまって休暇を取りイギリスへ戻って彼女のアパート
    を抜き打ちで訪ねました。そこで彼は・・・見てしまいました。
    

    彼女が他の男とベッドの中にいるところ。

    イギリス人の彼の場合は結婚願望が強い人だったので、それで
    コミット恐怖症になるってことはなかったけど、私に出会って
    告白するまでは、「また女性に裏切られるのではないか。
    拒絶されるのではないか。」という恐れが強くあったそうです。
    

    今となってはもう一生知ることが出来なくなったジェイの
    恐怖症の理由ですが、私のこれまでの経験から言うと、恐怖症
    になるアメリカ人男性の多くは精神的にデリケートでちょっと
    神経質で、「内省的」(introspectiveという言葉を聞いたことが
    ありますか?)なタイプの人が多いような気がします。

    つまり恐怖症になるのは、環境だけじゃなくて、性格もすごく関係
    していると思うのです。 

    ところで、恐怖症の「タイプ」を私なりに分析してみようと思い
    ますが(大学の講義じゃないってね)

    「結婚はしたくない」という意味

    (1)結婚そのものをするのが怖い。
       女性と永遠の愛を誓えない。傷つくのが怖い。
       →真の恐怖症。もう、病気の域に入っている。


私は結婚取得します

    (2)君とは、結婚しないよ。と遠まわしに言っている。
       つまり「結婚はいつかする」けど、君とではない。
       →一番タチが悪い。
        こういう男に限って、次に出会った女性とはあっさり
        結婚し、あなたに「なぜ私ではダメなの?なぜ彼女とは結婚
        するの?」と思わせる男。

    (3)家庭を持って束縛されたくない。
       僕はまだ旅や他の恋愛もしてみたいし、自由が
       奪われるのは嫌だ。
       →こういう男性は普段からの彼のライフスタイルを
        冷静に観察していればわかるはず。
        世界を旅している、とか、一つの仕事に落ち着かないタイプ
        が多い。 
  

    しかし私が思うに、恐怖症の重症に陥っているジェイでさえ、彼が
    これまでの彼の全ての信念を捨ててでも、失いたくないと思うほどの女性
    に出会えば結婚すると思うのです。それが縁、というものでしょう。

    上の(2)や(3)のような男性だって、同じ。
    結局彼らが結婚しないのは、その女性を失っても構わない、と
    思っている証拠に過ぎないのだと思います。とはいえ、一種の恐怖症
    を患っている男性でも、

 
    その女性を失いたくはない。でも「今」は時期が悪い。

    つまり心の準備が必要だとか、仕事の山が来てるとか、彼なりに
    「結婚はする。でも、今、ではない」と思っているならば、
    その女性を必ず離しはしないと思います。その確認さえ出来れば、
    かえって焦ると事を複雑にしてしまうでしょう。

    問題は、結婚しないとわかっているくせに、「しない」と断言
    してしまうことによって「楽しい恋愛」が終わってしまう事を
    恐れて、何気に彼女に結婚をあいまいにしておいて、最後の
    最後で「ポイ」してしまうような男です。

    こんなヤツは最低の男だと思うけど、それを見破ることが出来る
    為には、常に「女の勘」を鋭く磨いておかなければいけないと
    思います。疑い深くなるのではなく冷静さが必要だと言う事です。

    恋愛をすると盲目になりがちな女性はいつも同じ失敗を繰り返す
    と思いませんか。実際に恐怖症の男性と関っても、最後にめでたく
    結婚して幸せになってる女性のブログを何度か見たことがあります。

    最後に泣くか笑うか。この違いは大きいです。
    恐怖症オトコを好きになってしまった全ての女性に、賢くなってほしい。
    そう思います。


     NYを発つしばらく前にチャットをして以来、チャットに姿を見せなくなって
    しまった元彼のジェイ。今彼はペンシルバニア州(NY州の真下)にいて、
    姉と兄がいるシアトルに就職先を探していたので、もう仕事を見つけて行って
    しまったと思っていました。

    そんな時、思いがけず昨夜彼がチャットに現れ話しかけてきました。
    婚約者がいながら不謹慎な・・と思われるでしょうが、誰にもけして
    忘れることの出来ない、甘くほろ苦い思い出の人がいると思います。
    私にとってはジェイがそんな人です。

    初めて彼に会った時、彼は27歳私38歳。まだ当時米海軍の将校さん
    だった彼は背も高くて大きな黒目がちの瞳に、長いまつ毛がびっしりの、
    私にとっては生まれてはじめて「見ただけで心臓がドキドキした」
    そんな人でした。
    11歳も年上の私に、彼も一目ぼれ?(笑)してくれて、初めて会った
    日から手をつないでデートをしました。

    米軍関係者とお付き合いしたことがある人には分るでしょうが、米軍は
    世界中に基地があって24時間世界中の基地との連絡網がオンラインに
    なっています。常に米国本土との指令や情報交換があって、たとえ
    週末だろうが夜中だろうが、上司からの命令が下ると基地へ直行したり
    出張に行ったりしなければなりません。ジェイの携帯電話も24時間
    電源を切ることは許されず、デートの途中でも上司からの電話があれば
    飛んで仕事へ戻らなければいけませんでした。

    彼とはプチ遠距離で、急行列車で2時間のところに住んでいました。
    どんな緊急の仕事にも常にかけつけられる体勢でいなければならない為、
    二人で海外旅行なんか出来ませんでした。せっかく立てた週末の旅行も
    キャンセル続き。やっと週末に会えても、上官からの電話で帰る始末。
    まったく予定が立てられないストレスがたまる関係が続く中、やっと
    会えた時はエサに飢えたライオンみたいに、お互いが恋しくてたまらなくて、
    食事をする時も手を握り合い、私の家に戻るまで待てなくて、レストラン
    を出るや否や人気のないトイレの片隅に走っていって、バッグも放り投げ
    むさぼるような熱いキスを交わしたり。。。。彼が完全にオフになった日は
    一日中二人で家にいてソファの上でスプーンになって抱きついたままTV
    を見たり、心と体が一体化したまま時間を過すような・・・
    そんな情熱的な恋をしていました。

    結局ジェイとは、彼の病的な「コミット恐怖症」と、軍隊生活によって
    むしばまれた彼のウツが原因で別れました。
    11歳という年齢の差も、私の方は乗越えられなかったんだと思います。
    いつか私が50歳すぎて閉経したら、彼は私の元を去っていくような
    気がしていました。激しい情熱なしには成り立たない恋だとも、私には
    わかっていたのです。

    真面目なクリ坊とは、こんな胸が苦しくなるような、体がほてるような
    思いをしたことは一度もありません。彼は本当に恋愛に不器用な人です。
    毎日どんなに疲れていても電話をかかさない誠実な人だけど、多分女の
    扱い方を知らない・・つまり彼女をturn on させるのが苦手な人です。
    けして私を裏切らない、不安にさせない安心感とひきかえに、ドキドキ感
    もないのです。多分これが愛と恋の差なんだろうな、って思います。

 
    でも昨夜、ジェイと約半年振りにビデオチャットをしながら、
    「あれー、なんか老けたなあ。こんな顔だったけ。
     あ~アゴの線も引き締まってないし・・・にきび一杯じゃん。」
    なんて思いながら、彼の顔を見ていました。
    あばたもエクボってのは、こういうことですね(笑)。今のジェイの
    アバタは、ただのアバタにしか見えませんでした。

    チャットをしていると、今でもジェイの心の中に私がいることが
    わかります。「失って初めて気づく誰かの存在」というものだと思います。
    アメリカへ戻ってからずっと、彼は村上春樹を読んでいるそうです。
    彼の小説を読むたび、私の事を、そして二人で過した私のアパートの
    ことを思い出すと言っていました。そんな時、いつもジェイは名残惜しそうに
    もし米軍にいなかったら、もっと君を幸せに出来たのに。と言うのです。

    私の心の中にも、まだ彼の思い出があります。恋しくて、待てなくて、
    列車から降りてくる彼を見つけると走って行ってホームで抱きついたり、
    人目もはばからず長い長いキスを交わした私の「遅い」青春の思い出たち。
    今でも思い出すと、瞬時にその時の自分に戻ります。

    多分、私にとって、最後の恋。

    今でも「コミット恐怖症」を克服できないと言うジェイ。
    こんな会話を二人で交わしました。

    僕はいつも自分だけを信じて生きてきた。
    誰かを愛して自分の心をゆだねるなんて出来ないよ。
    そんなことしたら、自分の一部が自分ではなくなってしまう。

    じゃ、一生独りでいれば?

    ・・・ねえ、人を信じるってのは、けして難しくないのよ。
    自分を信じることが、他人を信じることではないの?
    その逆も同じよ。
    (以下二人のチャットから抜粋)

    Love is always where you wish for.
    Don't try to get it, but give it.

    Yes, but love makes you vunerable.
    and when you give it you can be hurt.

    You never ask for the return.
    That is love.


私は彼女にだまされている場合はどうすればよい

    人を愛して傷つくのが怖い、というジェイに「愛は奪うものじゃなく、与える
    ものじゃないの?」と無意識に答えた私。「見返りを期待しないのが愛
    なのよ。」と言いながら、私はクリ坊のことを思い出していました。
    

    まだクリ坊と出会って間もない頃、彼は会う前に私に全ての彼の事実を
    話してくれたんです。若い頃に受けた手術の話、それによって一生検査を
    受け続けなくてはならなくなった事など。ありのままの自分を見せないと、
    私に誠実ではいられないと思ったんだと思います。
    そして私に、「僕は無条件に君を信じる」と言いました。

    ジェイが本当の愛を知る日がいつ来るか、私にはわかりません。
    苦しくて切ない恋の相手も、今では弟のような存在になってしまいました。
    2年の月日をかけがえのない思い出と共に生きた人だから、一生彼の
    身を案じていくと思います。でも生涯のコミットを私に誓ってくれた
    クリ坊に対する気持ちとは全然違います。クリ坊に感じる私の愛を、けして
    ジェイに感じることはありません。

    生涯を誓いあう愛。
    青春の、激しくも切ない思い出の恋。
    結婚して幸せになれる男、なれない男。
    

    恋と愛は、絶対違う。
    そんなことを考えた私でした。
        


      初めての方は前のブログからどうぞ。
     今回はちょっと真面目に書きたい気分。ここ数日何気に自分の過去も
     振り返って感じたことを書こうと思うが、あくまでも私個人の主観的な
     見方であって、医学の世界で調べたことでも何でもないので、その点のみ
     ご了解頂きたい。

     いつからか、ラブコメ系のアメリカ映画に頻繁に出てくるようになった
     コミットメント・フォビア男。さんざんデートを重ねた挙句、彼女が
     「ねえ、私たち一体どういう関係なの?もうそろそろ・・・」
     と、巣作りを匂わすような事を口にした途端、逃げ腰になる男たち。

     一昔前は「独身貴族の楽しみを失いたくない」タイプが多かったと思うが、
     私が感じる限りここ数年のアメリカの「結婚恐怖症」男たちは少し病的な
     感じがする。

     結婚恐怖症男の特徴は、あくまでも恋はしたいが結婚はしたくない、ことで
     一見普通に女性に夢中になる態度を示す人もいれば、同棲もOKという
     タイプもいる。どんな関係になっても最初に
     「オレは結婚は出来ないんだ。それを承知で付き合ってくれ」
     とでも宣言していたなら、逆に深入りする女性の方が悪いだろうが、タチが
     悪い事に最初はごく普通に出会い普通に交際を深めていく男が圧倒的に
     多いのではないかと思う。

     多分最初に宣言してしまうと、きっとセックスにすら発展しない友達のまま
     で終わる付き合いしか出来ないとでも思っているのだろう。彼らにとって
     愛と結婚は邪道でも、セックスは生活にこと欠かせない。だからといって
     日本のように風俗が盛んなわけでもない。
     とはいえ、遊びと割り切ってもいない・・・・。この不思議。

     女性にしてみれば、気持ちが深くなった時点で相手に拒絶されるのは何より
     心が傷つく。結婚恐怖症の男が犯す最大の罪はここにある。
     拒絶されてもなお、彼がコミットメントに恐怖心があるとわかると、
     「私の愛で治してあげるわ」
     と俄然はりきる女性もいるかもしれない。

     しかし、「恐怖症」というぐらいだから、単なるクセや嗜好の問題じゃない
     はず。「閉所恐怖症」「対人恐怖症」「高所恐怖症」「飛行恐怖症」。
     他人には理解できなくても、いかなる恐怖症も当人にとっては苦しくて
     仕方がない病気のはずだ。そういう意味では結婚恐怖症も立派な心の病
     なんじゃないだろうか。

     実は私にも多感な高校生ぐらいの時期から20代の半ば近くまで
     「男性不信」
     という、根が深い思い込みがあった。
     この思いが誰から来たのかはプライベートな部分でここでは明かせないが、
     「男は女をだます、泣かす、傷つける。
      だから女だって男を傷つけていいはず」
     という恐ろしい思い違いをしていた。

     常に傷つく事を恐れているから、恋ができない。
     男性に好かれても「だまされる」と思い込んでいる。それらは全部、
     心の奥底に潜んだ「トラウマ」が原因だった。
     ある事をきっかけに、雨があがって一気に空が晴れ上がるように、私の
     男性不信という一種の心の病は消え去った。

     今そのことを振り返ると、何が自分を「盾と矛で守っていた」のか、
     原因がわかったからだと思う。自分が傷つくのを恐れるあまりに思い違い
     をしていたことに気づいたのだ。そんな感じだった。

     だから、ある意味私は結婚恐怖症男たちの心理や苦悩がわかる気がする。
     これはけして彼らを擁護しているわけではなく、なぜ彼らがそんな恐怖症
     を患ってしまったのか、特に今現在こういう男性と付き合って苦しんでいる
     女性はその原因を知らなければいけないと思って話しているのだ。

     前の記事で登場させた3人の男性にも、本人たちが自覚している原因が
     あった。プラス、いろんな映画やブログや本や体験談を見て聞いて私が
     考えた「結婚恐怖症」の原因に成り得る要因は・・・

     両親やきょうだい、身内の離婚。
     親から受けた虐待。
     アルコール中毒や麻薬など問題を抱えた親がいる場合。
     恋人のうらぎり、浮気。

     など、いずれも精神的に大きな痛手を受けるような事を体験した場合。
     私は恐怖症にも段階があって、男性の性格によって受ける傷の深さは違う
     と思う。多分繊細で気難しい一面を持っている男性の方が、元々呑気で
     大雑把な男性より恐怖症の程度が重度になるのではないかと思う。
     これ以外にも、家庭環境や他のいろんな要素も絡んでくるとは思うが・・

     また、さほど精神に影響を受けない男性がいるのも事実。
     実際、私のイギリス人の元フィアンセは私の前の彼女の「浮気現場」に
     遭遇してしまい強烈なショックを受けて一時女性不信になっていたが、
     私に出会い新しい恋に落ちるとケロっと忘れて結婚を考えたし、
     今の相方のクリ坊も離婚によって先妻から受けた心の傷は大きかったと
     思うが、済んだことは仕方がないとして私との未来に前向きだ。

     ある時TVで細木数子が「因縁」という観点から、いかに親が子に与える
     愛情が子の性格形成に影響を与えるかについて説いていたが、この二人の
     男性には
     「仲のよい両親にとても愛されて育った」
     という共通点がある。

     私は二人とも、それぞれの両親に会ったが、「この人達に是非私の義理の
     両親になってほしい」と思うほど愛情深く家庭的な人達だった。
     このような家庭で育った人間は、多少の紆余曲折を経験しても、「疑う」
     ことを知らないのかもしれないと思った。
     

     正直なところ、私はどんなに女性が恐怖症の男を愛しても彼女が彼の病
     を治せるとは思えない。無理だと思っている。精神的な病は、薬を飲んでも
     治らないことが多いからだ。薬が不眠や体のほてりや頭痛を治しても、心
     の傷を治すとは思えない。薬で治せないものを他人が治すにはどうしたら
     いいのか。

     男性本人が、幸せになりたい、本当の愛を知りたいと望むしかないのでは
     ないかと思う。私にも睡眠障害やウツのような時代があったが、このままで
     終わりたくないという強い意志でそこから這い上がって、今がある。

     私が時々おじゃましているブロガーさんの中に、一人だけ恐怖症だった彼と
     見事にゴールインして幸せな結婚生活を送っておられる方がいる。
     彼女の恋の結末はあまりにも劇的で読んだ私もビックリ仰天したのだが、
     たとえどんな障害があっても


ここで、iは、十代の注釈付きの文献を見つけることができます

     縁がある者同士は結ばれる

     という一つのお手本なんだろう。こういうカップルは本当に珍しいのでは
     ないだろうか?統計でもとらない限り分らないが、結婚恐怖症の彼と見事に
     結婚したというブログは他に行き当たっていないので、そんな人がいたら
     是非カミングアウトしてもらいたいぐらいだ。
     どれだけ恐怖症男と別れきれずに悩んでいる女性たちの励みになるか
     しれない。

     これは私個人の考えだけど、結局のところ上手くいかない恋に悩むより、
     一旦さっと引いてみるのがいいんじゃないかと思う。
     恐怖症の彼と本当の縁があるかどうかを見極めるために5年も6年も
     待っているのはあまりに時間が経ちすぎる。
     待たなくても縁というものは向こうからやって来るハズのものだから。
     

     →ポチ。疲れた~


    
      ちょうど実家へ帰る前に、私の好きなブロガーさんの一人とプライベートで
     過去の恋愛話をする機会があったのだが、偶然彼女と私は現在のパートナー
     に出会う前に「コミットメント・フォビア男」と不幸な恋愛を経験していた事
     がわかった。
     彼女との話の中で、あらためてこの問題について色々と考えてみた。

     私のブログでは何回も結婚恐怖症を患った男性のことを書いてきたが、
     今回は少し違う角度から書いてみようと思う。

     ・・・って、このタイトルが意味するものは、なに?と思った人も多い
     だろう。そう、結婚恐怖症男と関ると、不幸ばかりが起こるわけではナイ
     ようなのだ。

     その前にこちらの記事を復習してほしい。(受験用テキストか?)
     私が係わった結婚恐怖症男たちの実録→こちらへ

     <ケース1>は元彼のジェイ。
     <ケース2>はLAの友達のS。
     <ケース3>は、ジェイの後に私が日本で出会い少しデートしたE。

     大体察しがついただろうが、この3人にはある「共通点」があった。
     それは・・・・

     彼らと交際し別れた女性は、おおよそ2年以内に結婚する。
     

     ことである。

     え~っチョットどれか紹介してよミナさん
     よい、よい。メルアド教えてもいいが、絶対結婚出来るかの保証はナシよ

     偶然か、はたまた彼らがその女性を傷つけた天罰なのかは分らない。
     まずSの場合でいくと、彼が一番深く好きになって付き合ったアンナは、
     彼と別れたわずか半年後に別の男性と結婚。

     ジェイが私と出会う前に付き合っていた同僚の女性も、ジェイと別れた
     わずか半年後に別の男性と婚約した。おそらく今は結婚していると思う。

     そして私が日本でデートをしてその後国際遠距離のお付き合いを半年
     ほどしたEは、それまでの恋人たちは彼と別れた後2年以内に結婚して
     いるという。

     
     Eがアメリカへ戻ったあと彼は私にこう言った。
     ミナ、君が僕と結婚しなくても君は僕に出会っただけで幸運なんだよ。
     なぜなら僕とデートして別れた女性はみんな2年以内に結婚していく
     んだからね。僕は君にもその幸運を運んであげたと思うよ。

     このメールをもらって程なく、私は現在の相方クリ坊と出会った。
     クリ坊とはこのまま上手く行けば来年の秋~冬には結婚しているだろう。

     う~ん。
     なんか、ぞっとしない~

     これはただの偶然なんだろうか?
     いや、まてよ。先に出たネット友達のブロガーさんも、結婚恐怖症の元彼
     と別れた後に現在のご主人と出会って結婚されている。
     2年以内ではないが、なんだかその元彼との別れが彼女に縁をもたらしたよう
     にも思えてきたのだ。

     
     他にも結婚恐怖症男との辛い恋愛を経験した後に別の男性とあっけなく
     ゴールインした女性はどの位いるのか、知りたくなってきた私。
     ここは統計を取ってみたいくらいだ。宝くじを買うより、この幸運を手に
     入れたい女性は沢山いるだろう。

     その後Eとは、彼が遠距離が出来ないと言った時点で終わりにしようと
     思った。彼も、いい出会いがあったなら僕に遠慮せずデートしてくれ、と
     言っていたが、私がクリ坊と出会ったころ、Eにも新しい出会いがあった
     ようだ。その彼女とはしばらく微妙なスタートを切ったようなEだったが。

     1週間ほど前、Eからメールが届いた。
     ミナ、君はどうやら僕にとっても幸運の女神だったようだよ。
     あれから彼女と僕は上手く行き始めて同棲することになったんだ。
     ありがとう。

     
     私も、それを読んでなんだかほっとした。
     ある意味、結婚恐怖症を患うことは、その男性にとっても、とても不幸な
     ことなのだ。今となっては、彼らを一方的に責める気もないが、その
     「病気」を治すかどうかもまた、彼ら自身の選択である。     

     次回はもう少し深く「コミットメント・フォビア」男を検証してみたいと
     思う。                        つづく。
    
     →参考になったらポチ、ならなくても・・・ 



 最近の日本と同様、アメリカにも「結婚しない男・できない男」は沢山いますね。でも、
 「女性に声がかけられない」「独身が長引くうちにどうでもよくなった」ような日本の
 男性とは大きく違い、アメリカの場合その原因はもっと根が深いと思います。

 私が出会った結婚しない・出来ないアメリカの男たちのほとんどが、女性に精神的な
 深入りが出来なくなった原因を抱えていました。そう、結果には原因があるのです。
 その多くは、両親や兄弟の離婚の影響・過去に受けた失恋の痛手などでした。
 あなたが既にこんな男性に夢中になっていて、「私の愛で変えてみせるわ」などと
 思っても、彼の恐怖症はそう簡単には変わらない、彼にとっては本当に根がふか~い
 ことなのです。

 私が実際に出会い、関わり、時には私の心をボロボロにした男たちの実例をあげましょう。

 <ケース1>


 白人・27歳(当時)厳格なカトリックの出身で、米海軍の士官(幹部候補)だった
 Jと出会い、すぐに交際が始まる。私は彼より11歳年上で、すでに30代後半だった
 し、「米軍の男は行く先々でオンナを作る」というイメージがあったため、最初から
 真面目な交際でないなら付き合わないと宣言。彼は私を傷つけないと約束してくれて
 家族にも会ってくれるなど、誠実なスタートを切った・・・はずが、3ヶ月たち、互いの
 家を寝泊りする仲になり、私としては彼の「彼女」になったと思っていたところ・・
 彼が私のことを他人には「今付き合ってる女性が」という言い方をしていることに気が
 ついた。
 「なぜ私をガールフレンドと呼んでくれないの?」と問い詰めると・・・出た
 「僕は本当は女性との深いコミットメント(関り)を持つのが怖いんだ。」という告白。
 なぜか過去をけして語ろうとしない男。彼がまるで貝のように硬く閉ざしたその心を開く
 ことは、その後もけしてありませんでした。かろうじてわかったのは、初めて出来た恋人に 
 ひどく心を傷つけられ、男のプライドをズタズタにされた経験がある様子。具体的には
 何も教えてくれなかったので想像するしかなかったけど、その後18ヶ月に亘る彼との
 交際は、「二人なのに一人でいる時よりも寂しい」悲しい日々が続き、結局彼の
 除隊・帰国によってその終わりをとげた。悲しいだけで、まるで無駄だった18ヶ月
 となった。

 
 <ケース2>
 
 白人・40歳・3人きょうだいの末っ子で、両親は円満だが兄・姉ともに離婚経験者。
 兄姉の離婚沙汰で結婚への不信感を抱き、30人以上の女性とつきあうも、いざとなると
 逃げ腰。私は彼の友達で、常に「恋の悩み相談相手」をしていたが、ある時「35歳の
 時に18ヶ月つきあった彼女とケンカ別れをしたが、その翌年彼女が他の男と結婚して
 しまった。それ以来ずっと心が傷ついていて、女性と深い関りを持てなくなった。」
 と告白するのを聞いた。オマエもか・・・
 とはいえ、彼女はほしい。でも彼女が結婚を考え始めると足がすくむ。彼のジレンマは
 41歳になった今も続き、彼女ができては振り、又できては振り、女を傷つき続けている。
 
 
 <ケース3>
 
 白人・32歳・カトリック教徒だが、さほどの規律を背負ってはいない。両親が小さい
 頃離婚し、父も母も再婚、異父・異母きょうだいが何人もいる複雑な家庭で育つ。
 女性に対しては深い関りを怖がる素振りはまったく見せず、プレゼントや電話や、時には
 同棲もOKと普通に見えるが・・・付き合い始めに「結婚はまだ考えていない。あと
 3~4年は考えられない」と先にけん制をする。しかも彼女の妊娠の可能性をやたらと
 心配し、彼女が本気になり始めると、結婚せねばならなくなったらこの世の終わりとでも
 いわんばかりの逃げ腰状態。
 本人が口に出して認めないだけで、こやつも相当なコミットメント恐怖症だ。やはり
 両親の離婚が相当影響しているのだろうか・・・?

 いま、アメリカ人とつきあっていて、相手に何らかの兆候を感じているあなた。
 その男を変えるのは、まず無理だと思います。あなたが1年以上もつきあっているなら、
 この先も変わらないと思っていいですよ。不思議と、縁がある相手とは何の障害も
 なくトントン拍子に事が進んでいくものだと私は思います。現に私が今も独身でいる
 のは、どの男性ともいつもいつも何かの障害があって、この「トントン」がなかった
 からなんです。
 またこれからあえてアメリカ人と付き合いたいあなた。最初に彼の育った家庭環境
 聞くのは大事ですよ 両親の仲がよく、愛情たっぷりに育っている男は
 女性への愛にも疑いを持ちません。何度も泣いた私だからこそ、あえてアドバイス
 するんです。「経験者は語る」・・・です。


 
 以前の日記で、どうせ国際遠距離恋愛をするなら、あなたの貴重なお金と時間をドブに
 捨てないですむ相手とした方がいいのでは?という話をしました。こちらへ

 ほとんどの女性はズバリ恋愛の先には結婚を考えますよね。ただ恋人がほしいだけなら
 わざわざ遠くの人と苦労してまで付き合わないでしょう。でも、もし相手が最初から
 結婚する気などなく、しかもいつも航空券を買い有休を使って会いに行くのがあなただと
 したら・・・彼にとってこれ程都合のいいオンナはいませんよ。
 だって別れたって、セックスをただで楽しんだ上、彼は何の損もしないのですから

 私のこれまでの数々の欧米人との出会いや友達関係からの体験でいくと、ヨーロッパの
 男性は家庭的で結婚も自然のなりゆきで考える人が多いように思います。
 一方、アメリカの男性に限って言うと・・・極端に
 「結婚恐怖症」(女性との深入りを怖がる男も含む)か、「結婚したがる男」のどちらか
 に分けられると思います。(普通に出会って普通に結婚する一般的な場合を除く。)
 
 「結婚したがる男・結婚に何の抵抗もない男」はわかりやすい。

 1)あなたを自分の「彼女」とすぐ呼ぶ。
 (2)あなたを家族や友人に抵抗なく紹介する。特に彼の「親友」に会わせてくれたら
    かなり脈あり
 (3)あなたに指輪を買ってくれる。
 (4)理想の恋愛について抵抗なく語り、やたらと「分かち合う」とか「共に成長する」
    とか、結婚を連想させるようなことを言う。
 (5)とにかく、彼があなたを追いかける立場で、別れの切り札はあなたが持っている。
 (6)彼の両親の仲は円満で幸せな家庭に育っている。また、周りに離婚経験者が
    いない、もしくは少ない。  

 
  以上のような傾向があれば、彼とのエンレンはGo!サインだ。

  一方アメリカにやたらと多い「結婚恐怖症男」の見分けは少し困難で、しかも最初の
  うちはあなたに花を贈ったり、「毎日君のことを考えてるよ」などと言ったり、
  あたかもあなたに夢中と思わせるようなことを自然にするから厄介です

  (多くのアメリカ男が結婚恐怖症になる理由に、「離婚すると男は別れる女房へ払う
  慰謝料で破産する」ケースが多いことから男が結婚に尻込みする場合や、離婚大国の
  アメリカでは両親や兄弟の離婚が、結婚に対する精神的なマイナスイメージにつながる
  からだと言われている。)
              
  「このまま行けば将来は・・・」と思ったあなたが結婚のケの字を少しでも匂わせ
  ようものなら、あれは何だったのかと思うくらいの早足で雲隠れしたりするのです。

  ここで私が感じとった「結婚恐怖症男」の前兆を、エンレンで悩むあなたに
  お教えしましょう。

  (1)セックスのとき絶対にコンドームをつける
  
  「彼は私の体を守ろうとしてくれてるのね。なんて優しい人・・・」と早合点するあなた、
   チョット待って
   これには、もちろん「思いやり」から使う男(彼は普段から優しいはず)の場合と、もう一つは、
  このオンナに子供が出来たら俺の人生はもう終わりだ。」
  という恐怖から常に自分の身を守っている場合があるのです


  私の経験から言うと、本当に彼女と真剣に付き合い先のことを考える男は、大抵が
  3ヶ月(早くて1ヶ月以内)~半年の間に、何らかのサインを出すものです。
  1年たっても2年たっても結婚のケの字も出ないなら、
  「ねえ・・あなたの子供がほしいな」
  と脅しをかけてみるのも一つのテです。そこで急に態度が変わり始めるなら、彼の
  ことはさっさと諦め、それ以上お金も時間もそいつの為に使うのは止めた方がいい。

  2番目の前兆・・私が経験した実在の結婚恐怖症男の実例を紹介しながら次回へ
  続きます。長くなるので今日はここまで~
 



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